営業論

2016年08月28日

そのジムに通うのをやめたわけ

9月からジム通う予定で1度見学に行ったけど、やめることにした。

そのジムでは「1~2時間程度の無料カウンセリング」を行っていて、私はそんなに時間が掛かるんなら、顧客の望みや運動方法やどんな効果があるかを実際に使用するマシンを見せてもらいながら説明してくれるのかと思っていたが、そうではなかった。

まず、どんなに効果を期待しているか、どれぐらいの頻度で通えるか、いくらお金を掛けられるかを問うアンケートに記入させられ、「お腹のぽっこりと二の腕のたるみを解消したい」というところを読んで「そうですよね。気になってきますよね」と同意し、あとは「いつから始めるか?」という話になった。

いや、もっと具体的に、たとえば私のボディラインを見て、「ここはここの肉を取るにはこういう運動が効果的で……」という説明はないのだろうか?

せめてマシンをみたいと言うと、今は使用中で午後からなら空きがあり体験もできるそうだが、午後はすでに予定をいれていた。

対応したスタッフさんは、なぜこの女性はこんなにやる気があるのにここで悩むのだろうかと不思議そうだった。

おそらく、多くの人は通いたいと思いつつも、費用や通う時間が取れるか心配で悩むのだろう。

そして、その迷いを決断させるための時間(営業用語で「クロージング」というらしい)が「1~2時間」なのかもしれない。

しかし、私が記入した通う頻度も金額もジム側が必要とするものを満たしていて、「お金もあるし時間も取れると言っているのに、この女性は何を迷っているのか」分からなかったのだろう。

実はそのときに、体験の予約もしていたのだが、他の用事もできたのでキャンセルしてしまった。

もしかしたら、また通よおうと思うかもしれないが、それより別のジムが見つかるかもしれない。

とりあえず、エステには9月から通う予定だ。

femmefatalite at 07:11|PermalinkComments(0)

2015年10月21日

「アカデミズムとジャーナリズム」 ~見習うべきははあちゅうさん!

18日に行われたセックスワークサミット、主宰者の坂爪真吾さんによれば、「アカデミズムとジャーナリズムをつなぐ」という裏テーマがあったそうだ。

アカデミズムの世界の文脈とルールで書かれた『遊廓のストライキ』、そしてジャーナリズムの世界の文脈とルールで書かれた『風俗嬢たちのリアル』、両者を同じ場で読み合わせることで、異なる点、同じ点がよりはっきりと見えてきたと思います。

今回のサミットの場が、アカデミズムとジャーナリズムをうまくつなぐ場になれば、幸いです。

ホワイトハンズ、ホームページより
http://www.whitehands.jp/20151018.html

山家悠平さんの『遊廓のストライキ』は歴史に埋もれた女性たちの声を丹念に拾い上げた労作で資料としても貴重なものであるが、知名度はいまいちで売り上げもそんなにないらしい。

以前にも触れた現代の遊廓をちょっとだけ取材し自分の勝手な侮辱的な感想をさも取材して得られた声のように書いている「渾身のルポルタージュ」が版を重ね文庫化されているのと比較すると、いかに一般の人の興味を引くかがとても重要だと思う。

批判が多くても話題になれば売れるということもあり、わざと非難を浴びるようなことを発言し取り上げられる子とを狙った「炎上商法」という現象も起こっている。

しかし、こんなネット時代だからこそできるクチコミを使った宣伝方法もある。

私の尊敬するはあちゅうさんがかつてこんなことをつぶやいていた。

「村上春樹ぐらいメジャーな存在なら1回の告知で十分周知されるけどわたしはそんなに有名じゃないから何度でも告知する」

はあちゅうさんは時流に乗って売れてきたラッキーな人だと思われているが、実は人の何十倍も努力してきた人なのである。

彼女ほど有名でない私たちはもっとアイデアを絞り行動していかなければならないと私は思っている。

femmefatalite at 05:01|PermalinkComments(0)

2015年05月10日

出会うこと学ぶこと

昨日からあるセミナーに参加している。

詳しくは言えないけど、自分自身の価値をどう見つけてそれをどう生かすがという内容で、参加者の半数ぐらいは経営者だ。

こういうセミナーには専業主婦時代から受けていて、それプラス子育てブログを細々と書いていたことが風俗の仕事を続ける上でかなり役にたっている。

セミナーで講師先生から学ぶのと同じぐらい大切なことは他の受講生と知り合ってその人からもいいところを学ぶことだ。

昨日もたくさんの人と知り合ったがビジネスの世界では学歴や職歴など関係なく、今行っている地形がどれだけの成果をあげているかどうかで判断される。

そして学びを受けるのに年齢は関係ないということ。

今回一番感銘を受けたのはまだ20代の女性だ。

私が親の保護下でぬくぬくと暮らしていた頃から必死で働いて今の地位を築いたらしい。

自分より遥かに年下の人の話を素直に受け入れられるか、特に男性の場合は相手が年下の女性でも卑屈にならずにその人のよさを認められるか、それが自分を高められるかどうかの大きな違いになると思った。


femmefatalite at 06:39|PermalinkComments(0)

2015年04月28日

伝えたいもの

とある風俗情報サイトに私の取材記事が載って1週間になるが、まったく反応がない。

毎日ひとりずつ女を紹介していくのでトップページから私の名前は消えてしまった。

昨日はかなり前からツイッターを読んでくださった遠方にお住まいの方がいらっしゃってくれ「ぼくみたいに機会があれば行きたいきたいと思っている人もいるかも」と言ってくださったが、あの記事は「この子がいい!今は無理だけどいつか行きたいと」と思ってくれるような私の個性が伝わる内容ではない。

もしかしたら、記事のタイトルだけをスクロールしていって好みの女の子を見つけようとする人もいるかもしれないが、写真もいまいちでだし、記事を読んでみようとする人はそんなにいないと思う。

お店のスタッフさん曰くメジャーな媒体ではないからということらしいが、有名無名とかそのサイトのアクセス数がどうこうより「取材に協力してくれた女の子が売り上げを伸ばせるようその子を魅力が伝わるような記事や写真を載せよう!」という気合いがこのサイトからはまったく感じないのだ。

シティヘブンのマイページのアイコンが動画に変わったことも、恐らくお店側への差別化(お店が支払う掲載料によってランクがあり、アイコンを動画にするのは高いプランのお店だけのようだ)としての提案で、確かにほかの静止画のアイコンのなかで目立ちはするが、その動画のデザインが(特にアイス舐めバージョンは)私の魅力を引き出したもとのは思えず、前のアイコンに戻して欲しいぐらいだ。

ところで、私が出演したフーゾクリンクラジオの写真はインタビュアーでもある吉岡優一郎さんが撮ってくださったものであるが、私の持ち味である「上品なエロさ」が出ていてとても気に入っている。

吉岡さんとお話ししたのは2回目で3時間にも渡る収録のあと写真を撮ったので、ただ会って写真を撮っただけの状況とは違うかもしれないが(特にシティヘブンの動画の撮影は当日出勤している女の子が順番にやって来て、あらかじめ決められたポーズで撮っていった)、会社か言われた仕事として写真を撮ったりインタビューする人と、自分が気になった人を取材している人との思い入れの違いが大きいと思う。

フーゾクリンクラジオは月1回風俗嬢を取り上げているが、それぞれ個性をもった1人の女性として、その人がどんな経緯で風俗の仕事をすることになったかどんな気持ちで働いているかを聞いてくれた。
それは吉岡さん自身が知りたいことでもあったと思う。

一方、風俗情報サイトの取材記者やシティヘブンのカメラマンにとっては会社から言われて行う仕事であり、私は数多くいる風俗嬢のひとりに過ぎない。通りにいっぺんのことを聞き、ほかの子と同じような写真を撮ったに過ぎない。

しかし、だからこそ「写メ日記」という女の子自身が自分をアピールできるコンテンツが出てきたことは非常にありがたい。

問題はその事を多くの女の子、そして店側が十分認識していないことだ。

そして、こういった話を店長や会社の上層部にうまく伝えられないもどかしさを感じている。


femmefatalite at 05:41|PermalinkComments(0)

2015年04月23日

私の値段

フーゾクリンクラジオに出演したとき、今、自分が勤めているお店の料金を聞かれて戸惑ってしまった。

デリヘルやちょんの間のときと違ってお客さまから直接お金を頂かないし、新人割りや10分延長サービスなどもありよく覚えていなかったのだ。

幸い、聞き手のイプシロンさんが最後のまとめでお店のシステムや場所、電話番号の下2桁が「69」になっていることも合わせて紹介してくれたからよかったものの、正直自分がもらうお金の倍の金額をお客さまか払ってくれているだろうぐらいの認識しかない。


ところで、私はお店に出勤するときやホテルから帰るとき、すれ違う男性に意識的に目を合わせ微笑みかけるようにしている。

そうすると何人かの男性は私が店のあるビルに入りエレベーターを待っているときに話しかけてくる。

ただ残念なことに私の店はこの辺りの相場より高いらしく値段を聞いて諦める人がほとんどで、今までに成功したのはふたりしかいない。

なかには直接「30分1万円でどうだい?」と交渉してくる男もいたが(ちなみに飛田ではこの金額で受けることもあった。お店とは折半である)、たとえそれが仕事帰りで時間の余裕があったとしても、ある風俗店に所属している以上、道義的に受けられないと思っているし受けたいとは思わない。

飛田を辞める前に出会い喫茶に行ってみたことがある。

たいてい1回(時間の交渉はしなかったが1時間前後だった)1万5千円で話がついたが、それはそこを紹介してくれた知人が相場を教えてくれ、試しに「2万円は高いですか?」と言ってみたが、向こうから「そんなに出せない」と言われ1万5千円に落ち着いていた。

その金額が安いかどうかはともかく、仲介者を必要としないシステムが売る側にも買う側にも金銭的なメリットをもたらすことを身をもって感じた。

もし、お金を稼ぐことだけが目的ならお店に所属するよりも出会い喫茶やSNSで集客することを選んだであろう。


そもそも、値段というものはどうやって決まるのだろう。

そんなことを考えたのは、ある人から「買う側がいくら出すかが売春の基本」と言われたからだ。

私が「私の値段はいくら」と思っていても、その値段で買いたいと思う人がいなければ、私に価値は生まれない。

売春というものは、売るほうが「いくら」と提示するのではなく買いたい側が先に値段を提示するものらしい。

一般的なモノの売買では売り手側が値段を設定し提示するし、現代日本の一般的な風俗でもそうなのだが、それはかなり特殊といえる。

他にそのような手順で金額が決まるものを考えてみたのだが、すぐには思い付かなかった。

普通に生活にしていれば必要のないもので、欲しい者のニーズがあって成立するものだからだろうか?


さて、おとといから店長に頼まれ写メ日記をたくさん投稿している。

それに対してお金は発生しない。

でも、これは自分を売り込むための営業活動の一環だから、実際に接客するときと同じぐらいの情熱を持って行っている。

その結果はネット指名の増加という金銭を伴う成果として帰ってくることを私は知っている。



femmefatalite at 06:05|PermalinkComments(0)