私がAVに出たときのこと好きなことで稼げたらお金の少なさは気にならない

2017年07月30日

AVANの総会とパネルディスカッションに参加して

AVに出演する人たちの権利を守るために設立されたAVAN(アヴァン)の会員総会とパネルディスカッションに参加した。

私は年会費1000円を払ってなれるサポート会員であり、クラウドファンディングもしたので、総会とパネルディスカッションに招待されていた。

会場が分かりづらく少し迷ったが、建物の前にホワイトハンズの坂爪真吾さんと、セックスワークサミットでAV強要問題を取りあげたときに知り合ったAV男優さんが立っておられるのを見かけて、無事到着できた。

ライターの中山美里さんにもお会いできた。中山美里さんとは何度もツイッターでやり取りしているし、私は記事やテレビ出演でお顔を存じ上げているので、初めてお会いするとは思わなかった。

AV監督で恋愛に関する著作の二村ヒトシさんにもお会いできて、本にサインしていただいた。

以前、お世話になった監督さんともお会いできて、「元気そうでなにより。前よりパワーアップしているやないか」と年齢を聞かれたのもうれしかった。

他にもAVANの事務局の方にもお会いできて、パネルディスカッションの内容はあとから知ることをできても、実際に会に参加し、直接人に会うことの大切さを感じた。

総会では、「1年目は組織作りの年で、2年目のこれから、実際の活動を行っていきたい」という川奈まり子さんの言葉が心に残った。

AVANの動きの鈍さに否定的な声が聞こえることもあるが、これからの活動に期待したい。

パネルディスカッションではAV業界改革推進有識者委員会の方の「適正に作られたAVという認定をすることになるが、それは出演強要がなかったかなど、出演者の人権侵害がなかったかは精査するが、表現については問わない」と言われたのが印象に残った。

私としてはレイプなど意に添わないセックスや相手の身体負担を掛ける行為は規制して欲しいと思っているが、あくまでも第三者委員会からの規制の話で、業界の自主規制は別の話のようだ。

二村ヒトシさんの「出るべきではない人が出ない。出るべき人が出て、やった人が不幸にならない業界になるべき」という意見には私も賛成だが、二次会で出たスカウトの話のように、「自分から出たいといってくる人より、スカウトで(本人はやりたくないのに説得されて)出る人のほうが売れる」状況がある限り(そしてスカウトが儲かる限り)、まだまだ「やりたいなんて思っていなかったのに、いつの間にかAVに出ることにやってしまっていて、その結果、たくさんの大切なものを失ってしまう女性」が生まれてしまうのかもしれない。

昨日、一日の行動をみても分かるように、私は、自分の大切なものを守りながら、自分が本当にしたいことをしてきている。

その反面、意思が弱かったり、自分の本当に大切なものがなにか分からなかったり、自分に対して自信がなかったりして、たまたま知り合った人に影響されて、自分のしたくない人生を歩んでしまう女性も多い。

いや、私のプライベートではあまり見かけないのだが、エロ業界では、そんな女性が多すぎる。

自分は楽しかったからいいやですませてはいけない気がしている。


femmefatalite at 07:28│Comments(0)AVについて 

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